【10/11~10/14 延期のお知らせ】
今週末に予定しておりましたグッデイ入谷と水墨画個展は、台風の接近に伴い危険が予想されるので開催を延期させていただくことになりました。
現状候補として11月2日(土)〜4日(月・祝)が上がっています。
お忙しい中、ご予定をあけていただいていた方には大変申し訳ありませんが、ご理解していただければ幸いです。
準備時間が長引いた分、より良い展示にできるよう頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。
<開催内容>
笠原嗣空 水墨画個展
水墨画家の笠原嗣空による個展を開催いたします。
珈琲などのドリンクもご用意しておりますので、
古民家でくつろぎながら、ゆっくりと水墨画をお楽しみ下さい。
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気がつけば、個展まで一週間をきり、今週末にはスタートさせていただきます。
ひと昔前は、色や光を人が生み出す事はそれ自体がとても貴重なことでした。
様々な色彩や光に囲まれ、触れる機会はハレの世界に限られていました。
ところが、現代の人々はむしろ光を直視し色が氾濫した社会で日々を過ごしています。
そして色も光も、より強く、より明るく刺激を重ねて目立たせる風潮があ流ように感じ、
刺激を自分で落とす方法はないかと思っていた時、
私が一つ日本の持つ方法の中で試してみようと思ったのが水墨画でした。
色を枯れさせ、柔らかくなった光に触れる空間を創ってみたい。
この度、築100年近くになる古民家アートスペース「そら塾」からお話をいただき、
古木の織りなす空間に墨と絹の作品を並べることが叶いました。
何かと忙しなく、先を先を見据えて動かないといけない自分のイマに、
ひと息つける場にできたらと思い、初の個展をさせていただきます。
土日はバリスタ2名も来てもらいスペシャルティコーヒーを、
その場でドリップしてもらえることになっています。
コーヒー他ドリンク片手に、ゆったりと絵を見ていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
笠原嗣空拝
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笠原 嗣空(Shiku Kasahara) / 水墨画家
1984年生。明治大学経営学部卒業。コーヒーと酒好き。
日本の伝統・文化性に惹かれ、近年失われつつもある 絹本を使った作品を多く手がける水墨画家 松井陽水に
師事。また古武術の新陰流兵法を宗主渡辺忠成から直々 に薫陶を受けつつ、同時に後進の育成にも携わる。洋 の東西の美術を知るためにフランスやイギリスなどに も足を運び、日本のミームを探りつつ認知科学的観点 から墨絵の現代的な意義を考え作品を描いている。
日本墨画協会理事。2017年日府展 (一般社団法人日本画府主催)新人 賞、2018年日美展(国際文化カレッ ジ主催)優秀賞。2019年日府展 準大 賞、同年日美展 準大賞・学研プラス 賞を受賞。