満員御礼となりましたので、締め切らせていただきます。
2月の末に無伴奏チェロライブ行ったばかりだが(ご来場の皆様、ありがとうございました)、3月で取り壊しになるなら、この際だからもう一度、最後の最後に“さよならライブ”を企画をする事にした。
気が置けない友人である2人の演者にも、この場所に音や声を刻んて欲しいと云う想いを込めて。
モーツァルトのデュオは、そら塾で初めて弾いた作品だ。再びこの音楽を刻みたいと思った。ラヴェルとヴィラ=ロボスのデュオは1920〜30年のパリで書かれた作品。ほぼ同時期に書かれた作品と言って良いだろう。バスクとリオデジャネイロ、異なる地ながらもラテンがルーツという共通点に加え、いづれもバルトークの民俗的な要素に影響を受けている作品を選り取った。
セロ弾きのゴーシュは、大人が楽しめる紙芝居ライブ「もろはしせいこう 超大型紙芝居の世界vo.2」に合わせて制作された作品で、2020年の5月に東京で公演を迎える予定だった。しかしコロナウイルスの影響を受け、公演は中止、延期予定も立てられず、関東での公の上演は未だ叶ってはいないが、今回ひっそりと上演することにした。
諸橋精光さんは、新潟県長岡市内のお寺でご住職をされる傍ら、畳一畳ほどもある超大型紙芝居の公演をライフワークとして行って来た。このセロ弾きのゴーシュは、その集大成として制作され、昨年芥川作曲賞を受賞した桑原ゆうさんがこの作品のために曲を書いた。
今回は通常サイズ版の紙芝居とともに、そら塾に住まう動物達の力を借りて、セロの響きを届けたいと思う。
チェロ奏者 佐藤 翔
【日時】
2022.3.24(木)開演18:30 [ 開場18:00 ]
【参加費】
大人¥4,500 1ドリンク付き
【お申し込み】
お申し込みは下記メールアドレス、または各出演者までご連絡くださいませ
そら塾:noirmam@sepia.ocn.ne.jp(内藤)
【演奏曲目】
モーリス・ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(抜粋)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ヴァイオリンと*チェロのためのデュオ 1番 ト長調 K.423
*オリジナルはVn,Va
エイトル・ヴィラ=ロボス:2つのショーロス(追補)W227
桑原ゆう / 諸橋精光(脚本・絵)/ 宮沢賢治(原作):セロ弾きのゴーシュ
※プログラムは都合により変更になる場合がございます
【演奏者・プロフィール】
佐藤 翔Sho Sato / チェロVioloncello
埼玉県出身。姉の影響で習い事としてピアノを始める。高校受験時にピアノが好きなことに気付きピアノ科を目指すも挫折。埼玉栄高校吹奏楽部にてチェロに出会う(吹奏楽には通常チェロは無い)。OGのご両親が経営する弦楽器店を通じ北本秀樹氏に師事。桐朋学園の短大を経て桐朋学園大学に編入学、卒業。在学中にPMF2008に合格、世界的な巨匠と世界中から集ったメンバーと1ヶ月に及ぶアカデミーに参加したことで、音楽の道が開けたと“錯覚”する。紙芝居での演奏など様々な経験を経て、チョコレートと日本酒を愛するアラフォーは、やがてそら塾に辿り着いた。日本酒好きの内藤さん(そら塾)と意気投合したのは、記するまでもない。
桑田 みどり Midori Kuwata / ヴァイオリン Violin
母の手ほどきより3歳よりピアノを、5歳よりヴァイオリンを始める。ピアノは早々と6歳で挫折。鬼ごっこや木登りなど外遊びが好きで、練習からは逃げてばかりだったが、双子の姉と一緒に弾くのは楽しく、何とか続ける。中学3年生時、当時師事していた先生のツテでレッスンして頂いた恩師、荒井英治先生に憧れ、この先生に習いたいとアプローチ。何とかお願いして東京音楽大学附属高校に進学。師匠が好きすぎて、レッスンでは大学卒業するまで7年間、緊張したままだった。卒業後にスイスへ留学。音楽や芸術の本質、考え方、音の感じ方など根本的なことをじっくり学ぶ他、晴れた日に外で飲むワインや、美味しいチーズの味を知り、大好きに(詳しくは無い)。今でも夏は外で白ワインやロゼ、冬はホットワインが恋しくなる。
出産後はゆっくり飲むことが難しく、2歳児と寝落ちする日々。
柴田 友樹 Tomoki Shibata / 語り Narrator
東京都出身。昭和62年7月13日生れ。桐朋短大演劇専攻卒。卒業後はダンスやミュージカル、音楽劇等に出演。娘が産まれてからは家族と過ごすのを最優先にのんびり活動している。好きなものはギターとバレエ、甘いものとコーヒー。特に好きなものはあんぱん。